ここちゃんがIBDという病気にかかり、壮絶な闘病生活の結果、残念ながらIBDに打ち克つことができませんでした。
ここちゃんと私たち家族は、IBDに真正面から向き合い、絶対に負けない気持ちで病気と向き合ってきました。
きっと、元気になると希望を持って看病をいたしましたが、その願いは叶いませんでした。
IBDは、まだその原因がはっきりと解明されていない病気です。
しかし、無理な繁殖によりここちゃんのような不幸な子が増えてしまう事実がございます。
実際に、ここちゃんが生まれた犬舎では、同じ病気の子がたくさんいて、命を落としたり、今も病気と闘っている子がいます。
しかし、ここちゃんの犬舎の問題は、氷山の一角であって問題の根本的な解決のためには、ペット業界が変わらなければなりません。
そのためには、飼い主、あるいは、これから犬を飼おうとしている人たちに、無理な繁殖を行っているブリーダーや、それに関連する病気の問題などをまずは知ってもらい、犬を飼う前に知っておいて頂き、衝動買いを無くし、その犬がどのようにして生まれたのかといったことをしっかりと調べた上で、家族に迎え入れるといったことがとても重要かと考えております。
ペットショップでの生体販売も、欧米では禁止されている国が増えています。
日本のアニマルフェルフェアは世界的に見てとてもレベルが低く、この点も改善しなければなりません。
例えば、フランスでは2024年1月にペットショップでの犬や猫の販売が法律で禁止されました。
これは衝動買いを防止することを目的とした「動物愛護法」の一環で、犬や猫を除く動物については、引き続き販売が可能とのことです。
ブリーダーが、倫理や道徳を無視した繁殖方法を行う理由には、このようなペットに関する流通の仕組みの中で、売れてしまうということが主な原因です。そして、ここちゃんのようなIBDの子を増やしてしまう要因にもなるのです。
私たちは、ここちゃんの死を無駄にしたくないという思いが日に日に強くなってきました。
ペット業界の闇をこのまま放置しておいてはいけない、その闇を払い、犬も人間も共に幸せになるための活動を行なっていくことを決意しました。
かわいい、かわいい我が娘に、辛い、痛い、苦しい思いをさせた人間のエゴが作り出した病魔IBDを無くすためにここちゃんが行きたい証をIBD撲滅の礎に、STOP IBDをスローガンにここちゃんと私たち家族の願いを込めて、
「coco hope」
を立ち上げました。
「coco hope」-STOPIBD-のロゴが入った商品を購入して、IBDの問題を皆様でシェアして頂き、社会に問題提起してください。
みなさまの温かい応援をどうぞ宜しくお願い申し上げます。